ずっと業火の中

高校生活における全てを捧げたバンドを共にやっていた友達がHue'sのライブを見に来てくれた。それがこんなにも嬉しいことだとは思ってもいなくて、打ち上げが終わってからも2時間ほど話していた。そのバンドでは大きな何かを成し遂げたわけじゃないけど俺にとって本当にバカでかい存在だった。それに今も手を取って引っ張られているような感覚になった。

旧友や、普段バンドとは関係のないところで接している人たちにライブを見てもらうことが照れ臭いような、どこか不安な気持ちが少し前まではあったけどHz-adoptをリリースしてからはもう誰彼構わず見てほしいと胸を張って思えるようになってきた。そういう心持ちでいられるくらい最近のHue'sはメンバー全員実感があるほどに調子が良いし緊張と緩和のバランスをうまくコントロールできるようになってきて毎ライブ楽しくてしょうがない。何故うまいこといってるかのワケも大体わかるから尚更良い。ライブにおけるあれこれを意図的にポンポン進めることができるし、思わぬアゲポイントとかを面白がりながら演奏することができている。曲の持つ空気そのものに身を委ねるのが気持ちいいのはもちろんのこと、それをあえて壊してみたり、ぐいぐい引っ張ってみたり。過去の曲を今の自分達で違和感がないようプレイする為に手段や目的を変えてみたりするのも、過去の自分と向き合ってるような気がして良い。今まで作ってきた曲たちにははっきりとした自我があって、なんでも思い出させてくれるし安っぽい言い方になっちゃうけど救われてる。最近で言うとHateがそうで、岡山で久しぶりにやった時に目が覚める感覚があった。かつてのHateとは違う音像ではあるがやってる時の気持ちと壊し方は全く変わってない。nanoの時に頂いたアンコールで何をやるか悩んでる俺たちを見て「Hateやろ!Hate!Hate!!」とフロアから叫んできたカイシュウの一声でやったHate、それはもう壊しに壊し尽くして爽快それ以外の何者でもなかった。カイシュウはその辺のセンスも長けていてマジで最高。自分でそのことを「センス芸でやってるからな〜。」と言っていた。そのスタンスもかなり最高。Hue'sというバンド、それにまつわること全てさえもかなりいい感じ。Hz-adoptリリースパーティーのPangeaから今日のことまで書きたいな書かなくちゃなと思いながら1ヶ月以上も経ってしまった。まだ割と覚えているので鮮度落ちる前になんと書く。今日はもう書かざるを得ないくらいに清々しい二日酔いから始まって家出てライブして旧友と乾杯して家に着くまでかなりのキマりっぷりで終えれたのでババっと書いちゃいました。誤字がないか、読みづらくないかのチェックももいいや。もっとライブしたいし空気(大気)を手中に収めて自由自在にコントロールしたい。音は空気を伝ってフロアにいる人のもとへ飛んでいってるので、最後まで責任を持って提供していきたい。

 

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東京にいるグッドカメラマンルリコが撮ってくれたやつ