of heaven

頭の中がスカスカになっていく。呼んでいただければチャリ漕ぐか電車乗って、帰る手段がなくなれば射場ちゃんの家にお邪魔する。そんな日々の中にやりたくてやらせてもらってるいわゆる仕事や、やりたくてしょうがないライブやスタジオがあると大きな弧を描いた力に引き戻されて今までとは明らかに違う一撃を放つことができている。確かな感覚がある。思い出してふらふらしてるって歌詞、なんかあったな。

f:id:akrmuff:20230926200840j:image

 

月に2回Fireloopに出るということは我々とハコ側の関係性がまた変わってきたような気がする。かつてはそのペースで出続けていて、ライブをし安安での打ち上げが終われば俺と龍やその場にいるが意識はいないやつはみずやんちに行き、始発が来れば帰る者もいればずっと居るやつもいた。最終的にいつも俺と龍とみずやんの3人になっていて泥の身体のまま王将に行き吐きそうになりながら食べきって何故かFireloopに戻り階段降りたとこでダラダラして「あんたらまだおったん?」と言われヘラヘラしていた。そんな日々があった。ただのズブズブだった。それらをやーっと何周も回って呼ばれれば出るし、何故出るかというと、ようやくFireloopで自分たちの納得の行くライブができるようになった というのがかなり大きい。しばらくの間Fireloopでの演奏がどこでやるよりも難しかった。何故かを考えるのもアリだったが今までにない場所からのお誘いがありがたいことに多かったのでそちらを選び、全国を周り、凝り固まったHue's像を一度オーバーホールすることにした。決しては多くはなかったけれど岡山や静岡、そして金沢がくれたモノはあまりにも大きく優しい塊で、我々が各地で痺れたポイントを足立さんや野中に伝えれば真っ直ぐ受け止めてくれたしお二方の意図ももちろん真っ直ぐ聴いて、じゃああとは演奏するだけ。というわけでモガリ村ありがとうございました。我々が組んだイベントでなくとも当たり前にやることは変わらないし演者もほとんど顔見知りな上にスタッフも全員知ってる。受付は松川さんでバーカンはなかじ、PA野中/照明安井の鉄壁タッグ。安井くんの照明はライブしながら笑ってしまうくらいにキメてくるし、野中のテンションをこちらが上げきることが出来れば凄まじい爆音を地下に響かせてくれる。たまに、中音より外音の方が速く耳に入り笑ってしまうことがある。

終演後は遊びに来ていたイルくんとゆっくり。最近の話を沢山聞かせてくれて今ようやく「2人絶対合うから酒か珈琲飲みに行ってみてほしい」と度々龍が言っていたことのワケがわかった。どシラフとベロベロ、どちらでも楽しみきれるものって世には案外少ない。それの数を増やしていくだけである。我々は。"フラット"や"差別のない"とかではなく"フェア"という言葉が最もしっくりくる最近。

 

最近またブルースブレイカーを使い始めた。2104の調子がどうも悪く、スタジオに置きっぱなしにしていたBBを引っ張り出してボリューム10にしたら全部解決したので。アンプのキャラを100まで出してやるとトータルした時のギターやエフェクターのパーセンテージが大きく変わってきて遊びが増える。なのでSGを持ってステージに上がってみた。なるほど、そういうことか。腑に落ちる部分があまりに多く根來のバスドラムに意識を全集中しているとあっという間に最後のI LOVE YOUだった。音像と音程ってこんなにも違う関係だなんて思いもしなかった。ジャズマスターは音像がかなり速くそれを占める面積も大きい。SGは音程がかなり速く追うかのように後から音像がやってくる。ブラストカルトはまたギターとは別の楽器のような空気感で最もしっくりくるが未だに掴み切れない。といった印象。Vibrolaが付いてることによって謎の鳴りではあるもののSGはSG然と大前提として存在して弾く前に鳴る ほどの速度で飛んでいく。歪んではあるもののクリーンのコリッとした部分は居る。BBが教えてくれることはまだまだあるようなのでしばらく頼ってみることにした。

f:id:akrmuff:20230927031327j:image

Transit My YouthモリノくんのBBと記念撮影。次から対バンになった時はお互い2段積みでやろなと約束した。にしてもいい写真すぎる。