ONEWAY TICKET TOUR 2024

既に初日の名古屋を終えており、2本目である東京はもう明日に迫った今これを書く意味がどの程度あるのかわからないがしっかり記しておきたい。

 

2月23日 名古屋 池下CLUB UPSET

w/SAD FRANK , colormal

 

3月29日 東京 下北沢Daisy bar

w/BUGY CRAXONE , mabuta

 

4月21日 大阪 南堀江SOCORE FACTORY

w/Transit My Youth , FATE BOX , blondy , the seadays , モラトリアム , mogari

 

6月7日 東京 新代田FEVER 

Hue's ワンマン

 

2023年の寒くなり始めた頃、「来年どうするべ?」と話していた時に龍が「東名阪でツアーやりたい。んでそのあと東京でワンマンやりたい。」と。いやちょっと と言う理由は無いしツアーらしいツアーなんか久しくやれてなかった。ので取り掛かることにした。Hue'sがやるライブを自分たちで着実に、ひとつずつ手にしていくことが何よりも確かで信じられるもの。年末のワンマンの準備と共に並行してハコを抑えてブッキングを編み、気がつけばもう年を跨ごうとしていたと思う。この辺りはただの抜け殻で生きることすらままならない日々が続いていたので本当に記憶がない。テーマは"今までガチンコでやったことのない先輩とバトりたい"でかなり難航したブッキング、勝率は20%ぐらいだった。頭を抱えるおれたち。ただのファンな上にどれくらいHue'sのことを認知してくれているのか一切分からないがSAD FRANK加藤くんとBUGY CRAXONEに思いの丈を大量に綴ったものをGメールに載せて伝えてみた。するとどちらもOKと返事をくれた。名古屋と東京はこれで完。大阪はどうする?また0から組み直し。あー、おれらってグッとくる友達いっぱい誘ってイベント打ったことないよな〜ソーコアやしいっちょ組んでみるかと手分けして各所に散りばめたラブレター。凄まじい速度で返ってくるOKの言葉。流石に嬉しかった。そしてファイナルとなる東京ワンマンはFEVERである。どうなんの?不安ではあるが発起人である龍の「ワンマンは!FEVERがいい!」という言葉に誰も異論はなかった。こういうのは強い意志で発言したものが1番強いし頼りになるのである。

あらゆる作業や思考に脳みそを圧迫されている我々に近づく初日名古屋。「そういえばツアーやるのに何にも出さないのもったいなくない?」とannちゃんに言われる2月中旬。たーしかに!となった俺たちは大急ぎで速くて(自力で作るので気合次第)安くて(自力で作るので限界まで価格を下げられる)最高(ライブ音源)なブツOfficial Bootleg vol.2の製作に取り掛かった。なんと今回は根來真嗣がミックスしてくれた。これ、かなり良いです本当に。Mayday/my girl/ひまわり/I LOVE YOU/ALMA/ベランダの6曲入って500円。annちゃんが「vol.1は5曲で500円だったし、今回も5曲の方がいいんじゃないの?」という言葉に「いや!安くて曲がいっぱいあった方が絶対に嬉しいんで!テイクもいいし!」と凄まじい熱量で突っぱねた俺を今は恨んでいます。6曲1000円でも良かったなと思うくらいには根來のミックスも俺たちの演奏も良いので。と言うことで物販限定販売で並べておりますので是非とも買ってくだされ。

こうして結局ドタバタになったまま迎えたツアー初日名古屋。リハで龍のVOXが突然ぶっ飛びノイズすら出してくれないかなり重いハコに成り果て、幸先はかなり悪いスタートを切りました。ちなみに名古屋前日のスタジオでは龍のマイクも壊れた。colormalイエナガくんに急遽ケトナーの全くケトナーらしくない男前なアンプを借りてなんとかやり過ごしました。サンキューイエナガくん。楽屋で加藤くんに今回のツアーの意図とかを聞かれてそこでようやく気づいたわけです。「あれ、おれらもしかして何にも説明しないままにツアー決行してしまってるなこれ。」と。かな〜りふわ〜っとしてることに対して一先ず謝罪し、笑いながらほとんどこのことを受け入れて理解してくれた加藤くんに感謝である。トップであるcolormalはいつも通り酩酊というよりかは黄泉、ポップというよりかはシックなライブを放ってくれて一安心した。2番手を頼んだSAD FRANKはかな〜りふわ〜っとしたおれたちのツアーの意図を汲みまくり「3~4年前に一度出会って、Hue'sとやるのはそれ以来なんですけど、なんでそれが名古屋なのか、一切わかんないままきたんですけど、なんかあるんだろうなあ〜と思って。」と話し、リハとは丸っきり違うセットで40分やってくれたのはかなり痺れました。そしてその2組とHue'sでそれなりにグチャグチャな打ち上げまでやれるとは思いもしておらずで。帰り際に「こんな打ち上げになるとは思いませんでしたわすんません!こういう場にあんまり居ないですよね...?」と加藤くんに謝罪すると「いないっすね〜、でもイケるんですよこっち側も!」と良いテンションで返してくれてこれまた痺れた。かなりかっちょいい兄貴ができて嬉しい限りの名古屋公演を無事終えました。全体的にふわふわしたままだったことは本当に申し訳ないが...。

 

そして明日に迫った東京編。mabuta、去年は金継ぎ辺りから毎月のように会っていたのですごーく久しぶりな気がするし今の形になってからライブを見るのは初めてである。ライブの本数が以前に比べて減っているので「何もない毎日すぎて頭がおかしくなりそうだよ!」と悲鳴をあげていた舜平。俺たち3ヶ月程会ってなかった間に色々あったことでしょう。今回みたいなツアーにmabutaがいてくれることがどれだけ心強いことか。そしてもう1バンドがBUGY CRAXONEだということはもう俺にとってヤバいでしかないのです。知ってる人がちょこちょこいるもののライブを見たことがない人が周りには多くて、どういうバンドなのか説明するのも煩わしいくらいに拓けていてパンキッシュで、突き抜けているバンドなんです。先日ファンダンゴでワンマンを見てきましたが、流した涙の量で順位をつけられるとしたら間違いなく1位のライブでした。クラッシュをもちろん見たことがないけれど...こんなライブをしてたんやろうな...と思えるくらいに。Hue'sやmabutaのことが好きで見にきてくれている人たちこそ、知らない人が多いかもしれないですがどうか気持ちよく響いて欲しいなと信じてる次第です。黄色くて力強い1日を想像しています。蓋を開けてみればこれがどう覆されるのかも非常に楽しみであります。ツアー東京編、よろしくお願いします。

 

 

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