ビッグマフは抜けないそれでいい

ハタチを過ぎた辺りから年末年始らしい空気とか気持ちの切り替えとかを感じずデスキャブのThe New Yearな気分で過ごしていたけどもう2022年ばっかりはそんなんじゃダメやなと思い始めた。やりたいことだけで生きていける選択肢、全然あるわ。半ば諦めていたことだらけでしたが身近な人達やコロナが起きてからグッと距離が縮まった、縮めてくれた人のおかげで最近ずっと考えてる。音だけじゃなくて生活こそ手中に収めなきゃならんわ。音楽に関しては2021年でかなり見えた。今までが比にならんくらいに見えてきてる。

年末にしばらく行ってなかった名古屋のUPSETへ。ライブのお誘いをちらほらくれていたけどあらゆる都合が合わず出れず仕舞いになりそうだったので自分たちで1日を組んでやることにした。呼んだバンドは2021年最もヤり狂ったバンドULTRA CUB、そして一見疎遠になってたであろうCRYAMY。このタイミングでやれて本当に良かった。ULTRA CUBはここまでバンドごと仲良くなるとは思ってもいなかったしここまで俺の心が引っ張られるとは思っていなかった。あんなに真っ直ぐなバンドは中々いない。カーミ君の純度が桁違いで清水君と稲毛君のあまりにもブレがなさすぎる絶対的なリズム隊、でありリードとも取れるプレイ。そしてシフト制の変幻自在なギター陣。今は主にこーたさんとenuくんでやっているが、2人とも全く違うライブをするから面白い。本メンバー3人誰もその日のギターに合わせたライブをしないのも本当に面白い。ULTRA CUBという概念が出来上がってる証拠だと思う。この日はenuくんギターだったが(初めて見た)間違いなくULTRA CUBのリードギターでありましたわ。

会うことはあってもライブを見れてなかったCRYAMY、本当に素晴らしかった。7年前くらいにUPSETで見たTHE NOVEMBERSより遥かに俺に刺さるライブをしていた。端的に言うと全編通して暗く重いセットリスト。でもそれがあまりに綺麗で儚かった。こんな言葉じゃ惜しいくらいに。フルアルバム出してツアー回り切ったバンドになっていた。悔しさとか通り越して感動することしかできなかった。レイがストラトになっていてJC-120とは到底思えないサウンドをしていたのも最高で、そればっかりは悔しかったな。カワノには最近聴いてるバンドを教えてもらったり、あのバンドはああいう風にレコーディングしてるらしいよとかも教わった。前々から思ってたけどカワノは好きなバンドにまつわる知識のレベルが高すぎる。うまく説明できないけど。

あと書き記しておきたかったこと、出会った頃のCRYAMYがやっていたライブ、その頃のHue'sのライブ、表現の仕方が全部ひっくり返っていてそれがあまりに面白かった!いわゆる"奇しくも"ってやつ?でもお互い表現の手段が違っただけでやりたいこと言いたいことは何にも変わってないと思うな。これがこの日だけの出来事なのか、これからもあるのかはどうでもいい。

 

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