メモ、需要はごく一部に有り

レコーディングの時にはっきりしたことだが、ついに我がMarshall JMPのスピーカーが破れていた。一年前くらいに片方が完璧に破れ、もう片方もついに。古めのものなのでCelestionとは言えRola時代のものが2発入っていた。大きく変わるものとは思ってもいなかったけど、前回破れて現行で1番普通のグリーンバックに載せた変えてみたところ馬力がしっかり見えるようになりアリやなとなれた。だが今回変えると2発とも現行品。もちろん悪くないのだがせっかくの70年代物がな〜という気持ちがよぎったが俺はコレクターではなくプレイヤーなので変えることにした。フジイケンジ氏が頑なに片方はRola期のもので続けてる理由が少しわかった気がする。あからさまにローの密度が変わる。2発とも現行にするとしっかりと上の飛ぶ速度がアップしてトレブルやミドルも上げ放題になる。だがRola期のものに確かにあったアンニュイさというか、ブリっと濃くでるミッドローがすっかりなくなってしまった。これはかなり考えものである。内部のスピーカーケーブルもものすごーく関係してきそうな問題であり、考え甲斐はあるが想像以上にヘビー。VIVIAN KILLERSあたりから音のカサつきが顕著になり艶っけのあるクランチとクリーンの間が居なくなってた理由はきっとこれ。で、きっとパワー管も大きく関係してそう。完璧なバイアスバランスを保ち続けなきゃいけないアンプなんだとおもう。この時期のマーシャル、フェンダーは。他のアンプももちろん絶対的にそうであるべきなのだが。元気な方のスピーカーをマイキングしてそれをメインスピーカーから出してもらってもカサつきは逃れられない。なんで破れてんのにパワーそんなにあるんや。これは長い戦いになりそう。

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