2020.11.24

今日のスタジオ終わりもよく飲んだ。帰宅してからちゃんとシャワー浴びて歯も磨いてから寝ていたけどあまりに気持ち悪くて目が覚めてしまってやることもないので落ち着くまで書くことにする。

 

21日は京都 二条GROWLYでライブだった。GROWLYに遊びにはよく行ってるけどライブするのはなんと去年の9月以来という。I LOVE YOUのレコ発としてthe McFaddinとツーマンする予定があったけどコロナで飛んじゃったので今回1年2ヶ月振りの出演になってしまった。対バンのメンツはお馴染みとお久しぶりがいい具合に混ざり合っていて、入りからずっと楽しかったな。

前回のFireloopを経て、ようやくライブの仕方を思い出したり新しいやり方が見つかったりして中々爽快なライブができたと思う。今となっては懐かしのあの曲も最新の曲もどっちもとにかくいい曲やなとしみじみと感じながらギター弾けたな。曲の深みが増していく過程を最中に可視化できるなんてもうしばらくしてなかったと言うか出来てなかったことなので楽しくてしょうがなかったよ。the seadaysがnonsense is goodをやってるのをいつ振りかわからんくらいに見て「俺らにも歴史があるもんやな...」不思議な気持ちにもなった。

細かく言えばダメだった点はいくつもあるけど今やれることの全ては出せたな〜と、やり尽くせて清々しい。良いライブを見て、良いライブをして、美味しく酒を飲む。日々生きる中で本当に必要だったものってこれよなあ。コロナがスーパーえらいこっちゃになり始めてから自分が何者なのか分からなくなる瞬間が割とあったけどこの日で取り戻せた感がめちゃくちゃある。この町を俺たちを取り戻し始める〜といった具合よ本当に。取りこぼしてしまうのが惜しいほどの日々がちょっとずつ戻ってきてる。何も失ったわけじゃないけどな。音楽が最高だってだけの話。打ち上げのテキーラ以外は素晴らしい1日だった。

 

ビッグマフの呪縛から解き放たれてから自分の中でのギターが振り出しに戻った。マフって踏んだ時はテンション爆上がりして気持ちいいけど上手いことやらないと何やってるかわからんくなる。声はデカいけど何言ってるかわからんって本末転倒なので。最近はリバーブに頼りまくることもなくなった。広がり奥行きも大事やけど、より直線的で乾き潤いどちらも兼ね備えたぶっとい音。それが理想。

時代に逆行してどんどんアナログ思考な音作りなっていってる。ビンテージこそが至高で最強っていう思想はないけど最近気になってしょうがない。オールドマーシャル、スラブボードのジャズマスター、RE-201...他数え切れずのギターアンプエフェクター...。昨今のペダルやアンプ気になったものは一通り触ってはみるけどなんかなぁ。良い音ではあるんやけどあまりにも音がはっきりとしすぎである。パキッとと言うよりかはパリッとしてる。古い楽器特有の曖昧な雰囲気の出音。時代も楽器も多くを語りすぎ。言葉じゃない何かで会話できることって絶対あると思うな。なんでもかんでも便利を求めすぎても良いことないよ。楽器は言葉を持たないけど教えてくれることは沢山ある。言葉を持たずとも人に語りかけてくれるもの、楽器以外にもいろいろある。そういうものに魅了というか、救われている気がする。

 

普段から聴いてるめちゃくちゃ好きなバンドのワンマンライブを見に行くということを久しぶりにできた。会場だったフェスティバルホールは初めて行ったけど本当に素晴らしい造りをしていて、モダンという言葉が非常に似合う場所。音も雰囲気も大阪最高峰なんじゃないかあれは。あんなとこでライブできたら気持ちいいやろうなあ。

絶対的な存在なものたちが持っている、力強く、しなやかで美しい優しさ。あれはなんなんだろうか。それを目の前にすると呆然と立ち尽くすか涙を流すしかできなくなる。

気づけば、重力がないのに空気を伝って音が飛んでくる光の中にいた。人の脳をあそこまでできてしまうなんて、どういう生き物なのか彼らは。

ps. 開演までの間、珍しくずっとジョニーサンダースが流れてるのが非常に良かった。

 

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大阪で一番最高な喫煙所。