2019.October

しばらく書いてなかった。順を追って色々書いていこうと思う。

 

秩父でのこと

前乗りしてmabutaとバーベキューした。秩父に着くのは20~21時頃と伝えていたにも関わらず舜平とあいつは14時から準備してたようで、どれだけ待ち遠しかったのか。嬉しかったわ。デカい橋の下、明かりを2つだけつけて2,3時間くらい肉を食べたり酒を飲んだり、ギャーギャー言いながら虫を焼いて食べたりしたっけな。鮮明に見える沢山の星。煙草と炭の煙、その隙間にあるヒヤッとした綺麗な空気。荒川のせせらぎと鈴虫の音。焚火の温もり。限りなくアンビエント。なにもかもが肌に合っていて心地がよかった。俺ら全員に酒を飲ませてくれて、飲まずにいてくれた舜平とゆうすけが車をピストン輸送してくれて各泊り先にありつくことができた。舜平がうちの車を運転していたのは不思議と違和感のない光景で面白かったな。あいつらはいつだって頼もしい。皆でコンビニで一息ついてから俺はあいつの家へ。真夜中急に訪れたにも関わらず、おかんが色んな話をしてくれてめちゃくちゃ嬉しかった。酔いと心地の良さが相まって完全に自分の家化して、シャワーを浴びて部屋に戻るとあいつはもう寝てしまっていた。冷静に考えてみるとめちゃくちゃ面白いなこの状況...と思いながら就寝。9時ごろ目を覚ますとあいつの姿はもうなかったのでもう1度寝た。次に目を覚ましたのは13時頃やっけな。リビングに降りたら当たり前のようにおかんが昼ご飯を出してくれて当たり前のように頂いてしまった。そして1時間ほどだらだらしてから「行ってきますまた帰ってくる!」と言ってladderladderに向かいました。もうあそこは完全に家である...。

埼玉県 秩父、見渡す限り山で、建物一つ一つが古くて、風が抜ける気持ちのいい土地。みずやんが「なんもないけど、ぜんぶある。」って言ってて、マジでそれやなと思いました。何度かmabutaでギター弾いたり、どんどん近い関係になっていって色々知った気でいましたがまだまだでした。mabutaの源流みたいなもの、触れれば触れるほど愛おしさが増すばかり。リハが終わってからは、今日が始まって打ち上げまで終えたら秩父から大阪まで帰らないといけない寂しさから一人ナイーブになってたらまりこさんとその親戚に遭遇。6月の時のことを話されてまた涙が止まらなくなってしまったので車で虚無になったり、また心が忙しいことになった。オープンしてからのことはもう、いつものごとく、愛が溢れていて大変でした。俺がギネス好きと聞いて仕入れてくれてたladderladder、これだけでもう全部わかるだろう。いつもありがとう。これからもよろしくmabuta。この日はごとくがいなかったので帰りも運転する予定でしたが「帰りたくない。」という人が1人いたので捕まえて運転してもらった。俺は打ち上げでギネスにありつく。ありがとう。願ったり叶ったりな2日間。

 

f:id:akrmuff:20191023152743j:image

f:id:akrmuff:20191023152749j:image

ここに灰色ロジック半田さんがいれば完璧やった...!

 

ベランダのこと

ベランダのPVを公開した。以前書いたけどカイシュウとHue'sで9月頭にとある山奥でキャンプを決行した。「ベランダの映像作品つくって夏の終わりに公開したいねんけどさ。山奥とかでこう、なんか、緩く、chillい感じで。」と、かなりアバウトな話をカイシュウにしてみたら「じゃあ、キャンプしよか。」と即答。日にちを決め、特に何も準備しないまま当日を迎えてカイシュウに言われるがままに俺らは山奥で遊びまくっていたら出来上がってしまった。同い年で、聴いていた音楽も近いカイシュウ。話が早すぎる。魅力を感じるものが似通っている(まったく一緒っていうのは案外上手くいかない)人と何かを創作するっていうのは楽しくてしょうがないし何よりその速度がすべてを物語っていると思う。カイシュウが書いてくれた映像に関するセルフライナーノーツは驚いたよ。嬉しかった。並べていた音楽には俺が知らないものもあって、知ってると知らないが共に在ってその上で出来上がる作品は本当にいいものだと思ってる。ドラマから引き続きベランダもカイシュウに撮ってもらったけど、俺らはまだ彼のことを案外知らない。そのうち飲みに行かなくちゃな。サンキューカイシュウ。

 

f:id:akrmuff:20191023152954j:image
f:id:akrmuff:20191023152951j:image

 

ライブのこと

ミナホとANIMAがあった。ミナホは、早い時間な上にアメ村からは少し離れたFANJでしたがスカスカにならず安心。入場規制がかかる程ではなかったけど。来てくれたみんなは本当にありがとう。この日からやり始めた新曲の反応が思いの外良くて、それだけで俺はもう嬉しかった。新曲をステージでやって、そこで初めて龍の歌詞がはっきり聴こえてくるんやけど、今回の新曲は新鮮味の塊で。歌詞に関してはどうかわからんけど曲の構成とかパターンは秩父に行ってなかったら組み上げられなかったと思う。あの日の空気とか筋肉痛がまだ残ってたときにつくった。うまいことスルッと出てきてくれた。原型は9月の終わりぐらいからあったけど。自分たちにハマるのが早い新曲はあんまり迷うことなく出来るから不思議。ライブが終わって一息ついてから三角公園に行って混沌となっていく様子をボーッと見ていると俺とみずやんの高校からの友達がハイネケンを奢ってくれたので俺も飲む。いつもなら1缶飲むだけで酔っぱらうけど不思議とそうならず。遊びにきていたつねと色々話したっけな。昼から飲んでいたようでつねはまぁまぁ酔っ払っており、人生の助言みたいなことを沢山言ってくれた。申し訳なさそうに。面白かったけどありがたかったよ。その後はHue's前Drums鵜野(鬼泥酔)に発見され酒を飲まされそうになったのでシレッと駐車場に戻りごとくを起こして帰った。そんな感じでミナホは終了。

ANIMA、pangeaの店長である吉條さんが新しく作ったライブハウス。とにかく広くて綺麗。Pangeaとは対極に位置する色味や雰囲気を感じた。アメ村感はANIMAの方がある。リハが終わって、酷い眠気にやられたので車で仮眠を取ろうと横になってみたら2時間も寝てしまった。既にスタートしていて数バンド見逃した喪失感と起ききらないボーッとした頭でとりあえず珈琲を買いにアメ村を歩いた。ライブハウス近くのコーヒースタンドでホットコーヒーを飲みライブに備えるのが去年くらいからのルーティン。ANIMAに戻ってサクッと準備し、SEAPOOLを見てようやく目が覚め切った。見るたびに獣みたいな音になっていってる。転換直前にしてSEを忘れたことに気づいたので人力SEをした。ベランダのあれは中々に緊張するけどその場の空気が全て俺の出してる音だけになるからめちゃくちゃ気持ちがいい。

秩父でのライブを終えてからまた新しい気持ちでギターを弾いている。邪念は出来るだけ捨てて、まっさらでフラットな気持ち。俺はこうだけど、見てくれている君はどう?面と向かって言葉や表情を使ってコミュニケーションを取ることがまた難しいなと思う時期がきた。だからライブとか、音楽を通してのコミュニケーションくらいはできていたい。分からせるんじゃなくて、分かり合いたい。その意識の変化に関係があるのかどうかはわからんけど、ビッグマフを踏むことがかなり減ってきた。


f:id:akrmuff:20191023153149j:image

 

エフェクターのこと

あまりに金がなかったのでエフェクターやレコードをメルカリで売り捌いてなんとかやり過ごしていた。その売ったエフェクターの1つに動作不良があって使えないから返品したいと買い手からの連絡。症状を聞いてみるとそのエフェクターの仕様そのものに納得がいってなかった様子で俺は困り果てた。商品説明欄にも書いておいたというのに。詳しく内部トリマの触り方とか伝えてみるも「返品」の一点張りでこられたのでもう諦めた。俺はこういう時すぐに諦めてしまう。元々このエフェクターは半年前くらいに同じメルカリで買って、届いたとき動作不良が酷かった。裏のツマミを弄ると激しく歪むテープエコー系ペダルなんやけど、その裏のつまみが一切効かず歪んでくれない。売り手に問い合わせてみたら「そんなとこ触ったことないから知らん。」とぶった斬られてしまった。泣く泣く高早さんのとこへ持って行き治して貰って使えるようになった。でも酷い金欠で売ろうとしたらこの有様。このエフェクター使いこなせるのもしかして俺しかおらんのか?って開き直り、今やメインボード入りよ。良かった。金がないからってエフェクターを売らない方がいい。味わい深く、クセが激しいテープエコー系ペダルが欲しけりゃBOSSのRE-20かCatalinbreadのECHORECがオススメです。

マフをあまり踏まなくなったと先程書いたけどロシアンがあまり馴染まなくなってきたのが理由の1つにある。なのでマフ界において1番バランスが取れてかっこのよろしい音が出るラムズヘッド系を探していた矢先に本家エレハモから復刻版発売決定の知らせが。これは流石に買う。人生初のエフェクター予約をしようと思う。ファズの音には白のイメージがあって、ラムズヘッドが1番近い。iPhoneのカメラを太陽に向けたら画面が一瞬ボヤッと白で埋め尽くされますよね。ファズってあの感じ。白い発光体。輪郭のないもので埋め尽くす。形と色と出音全てが一致するペダルは自然と踏みたくなる。本音を言えば本家復刻のラムズよりもJHSで限定生産されたラムズコピーが気になるし欲しい。色からしてどういう音が出るか分かる。いつからかエフェクターは見た目である程度どういう音が出るか分かるようになってきた。あとCDの背表紙に書かれたアルバムタイトルとバンド名とその字体でどういう音楽かも大体当たるようになってきた。食べ物って匂いでおおよその味は予想つくけど食感までは予想できない。それと似た感じ。


f:id:akrmuff:20191023153310j:image

f:id:akrmuff:20191023153317j:image

音と光は似てる。

 

 

最近聴いてる音楽のこと

夏が過ぎて涼しかったり寒かったり。気候と最近のテンションに合ったものを選んでいるとスロウコアばかりになってきた。有能すぎるSpotifyのチョイスや俺のことを知り過ぎている鈴木とかのおかげでDusterやHovvdyの再生が止まらない。そこからHorse Jumper of Loveというバンドにありついた。知ってからはもうこればっかり聴いてる。2017年に発売されたっぽいセルフタイトル作を探しているけど一向に見つからない。まず日本に入ってきてるかどうかも怪しいレベル...。Spotifyで知ったすげーいいバンドあるある。もどかしくてしょうがない。盤で聴かせてくれ。あとOGRE YOU ASSHOLEの新しい人、これもたくさん聴いてる。TRADでのライブを見てからようやく理解が追いついて今の自分にハマってきたのでまたすぐ見たい。朝霧JAMで見る予定だったが台風により開催中止。あんなに悔しかったことはない。話が逸れたけど、最近聴いてるのはザッとそんなかんじ。そういえば、HoodとかAlbum leafとかも聴き始めた。寒い季節にまっしぐら。

 

f:id:akrmuff:20191023153313j:image
f:id:akrmuff:20191023153517j:image

throwcore ???