肯定すべし過去の己

スタジオ練を夕方にすると飲みすぎる。

明日は京都nanoでバンドブームツアーHue'sトップバッター。色んな人に「最近のセトリいいな。」と褒められる。ライブを見てない人からそう言ってもらえるのはありがたい限り。セットリストだけ見て想像膨らませるの広げるの、いい。音と歌とセットリストがいいのは4人の精神性と曲そのものが完全にリンクしているから、そりゃそうです。いつだってそうありたい。プレイしてる人じゃなくてその"曲"自体が1番すごい。

頻度が減ったある曲をいじくってた。ちょっと躓いたけど答えは簡単なことだった。人と曲が過ごしてきた時間を越えるのは本当に難しいと常々思っている。その素晴らしさに1人電車で涙することもある。越えられないあの頃の自分達というのがなくなってきた。曲の持つエネルギーが違和感でしかないことももちろんあるけど今はできるだけ委ねて、重ね合わせる。ボードから外したビッグマフをいつのまにか龍が繋いで、伸び悩む過去曲をやってみたら全部ハマった。いつだって野心を呼び覚ましてくれるのはビッグマフだ。ということで龍の元にマフが舞い戻ってきました。アンニュイでノスタルジックな雰囲気強めになってたあの曲がかつてのテンションにすこーしだけ戻った。それで俺たちの心の動き方はすごーく変わったので見てくれる人たちにもそれが届けばいいな。やってる側の心が動いてること、これはとても大事なこと。そして何度も言うが新曲がめちゃくちゃいい。もちろんナノでもやる。

スタジオが終わってから龍の忘れ物取りに何故か俺と龍が同行してファイヤーループへ。気がつけば龍もみずやんもおらず、俺と足立さんだけがループにいた。外は大雨で靴とジーパンが2秒で終わる。歩いて帰る試みをおよそ10分で打ち砕かれタクシー乗車そんな日だった。まぁ安井くんに会えたしビッグマフも帰ってきたからおっけー。

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しばらく聴いてなかった音源に手を伸ばすきっかけは日々の色んなところに散らばってる。タイミングが合ったらやっと聴く。この前の静岡の帰り、今にも月に吸い込まれそうなみずやんとNEVER END ROLLの話をしてた。そういえば全然聴かなくなったので翌日CDで聴いてみたら想像以上に青くてピュアでキラキラしていて、もうそのバンドを知る人に会う度すすめている。当時は気づけなかった煌めきの正体が今はスルスル紐解けるので聴いてて楽しい。時間さえあれば常に何かしら聴くことができている最近はビートルズをちゃんとさらっておこうタイム。存在を知らなかったPaperback Writerという曲がかなりいい。ロケンロー。ミックス、マスター違いとテイク違いが数多く存在してるビートルズは掘り甲斐ありすぎて果てしない。気づくの遅かったな〜と思う半分、この年だからこそよかったんかもな〜がもう半分。MONO盤を可能な限り大きな音で再生すると簡単にぶっ飛べます。オススメ。