2019.8.23〜25

23

いつも通り寝すぎて昼過ぎに起床。ササっと準備を終えて急いで平野台へ。ただ過ぎていくだけの日にしたくないときは僅か15分だけでも平野台の湯船に浸かる。そうすると地に足つけて時間が進む。そこからいつも通りの阪和道をいつも通り一時間かけてFireloopへ。1時間ほどスタジオに入り不安点をなくす。終えた頃にはCRYAMYも着いていた。彼らがループにいるだけで俺らは嬉しかった。いつもいてくれ。Hue’sリハをサクッと終えてからはサブのジャズマスの弦を張り替えながらCRYAMYのリハを見ていた。この時点で既に感動してしまった。ベースとバスドラのかなり下な音が立体的で、形を成していた。今までに感じたことのないこと。レイの音もいつも以上にワイルドで野太い上にカワノの音がしっかりとした重さの中に絶妙なザラつきがあって最高だった。リハのテリトリアルで完璧にキマった。この辺りで漫画ばりにびしょ濡れになったヤマトくんが急に現れる。そんな登場の仕方ある?外はゲリラ豪雨でやばかったみたい。天気もしっかりキメてきてくれたようです。

みんなのリハや準備が終わってからは楽屋に籠ってずっとギターを弾いていた。緊張をほぐすために。最近は毎ライブ必ず緊張してしまうけど、昨日は異常なほどに。途中レイが「○○のギター教えてや~。」ってきてくれたおかげで多少はほぐれたけど...。

お客さんの入場が全部終わって15分程押してからCRYAMYのライブが始まった。初っ端からカワノとレイがダイブしまくる。デイジーバーでの#3レコ発の時からダイブ癖がついたな。カワノがギター弾くのを諦めてハンドマイクで半ば痙攣状態になりながら歌ってる様がなかなか奇妙で良い。あらゆるものが剥がれ落ち過ぎている。出音と箱鳴りを完全に味方につけた状態で見るCRYAMYはずっと気持ちよかった。混沌さだけじゃなくて爽快さも見えた。彼らが炸裂しまくってる間また緊張をぶり返して楽屋とフロアを行ったり来たり。ツーマンは本当に好きなバンドだけとやるから飽きるわけがないしずっと楽しいから時間が過ぎるのが本当に早い。バンドやっていて一番贅沢な瞬間かもしれない。色んなことを考える暇も与えてくれないほどのライブだったけど緊張だけはねじ伏せられないままCRYAMYが終わった。ハケてきたメンバーは皆「くちゃりすぎたな〜。」と言っていたけどFireloopの鳴りで見れただけで俺は嬉しい。ただただダメでくちゃるライブはよくないけど、CRYAMYは全員足掻き続けながらやるから良いんよ。誰も諦めない。だから俺は好き。

セッティングをしていると緊張が解けてきて落ち着いてきた。煙草を吸い過ぎたからか身体は強張っていたけど。全ての準備を終えてハケて、SEが鳴ってからのことはあんまり覚えてない。こともなかった。意外と。やっぱり緊張していたのか、力が入り過ぎて3曲目のTrashが終わった時点で俺はもうズタズタ。両手の親指の付け根がつったり右腕がパンパンになったりもう大変。前を見るのも不思議と怖かった。意識と無意識の間に居る時間が多かったからかな。後半戦のBirthdayくらいでやっとはっきりと前を見れた。そこでやっと安心して、吹っ切れて俺はSOVTEKのボリュームを2メモリ程上げてからはもう、やってやった。無双した。いつになったら俺は優しくギターを弾けるんだろうか。Youthのサビで目の前に広がっていた光景は二度と忘れないと思う。忘れたくないからこう書いている。驚くこともたくさんあった。東京で毎回来てくれる人たちや、Fireloopに出始めた当初よく来てくれていた人、高校生の時からのつながりの人、そういうHue'sを好きでいてくれる人たちが場所と時間を超えてフロアに集結していた。あんなことになるとは思ってもいなかった。本当にありがとう。あの光景は想像の範疇を超えてたよ。他にも沢山、ライブ中普段起きないことがあって笑いあり焦りありって感じでした。ここには詳しくは書かないでおくよ。きてくれたみんなの記憶にそっと閉じておいてください。ただレイが数えきれないくらいダイブをかましていた(飛距離が全部やばかった)。のは記しておきます。アンコールの最後はまじで笑うしかなかった。各々が好き勝手やってくれた結果があれなら何も言うまい。さんきゅー。

teamHue'sとteamCRYAMYとPK一部で打ち上げ。ライブだけでなく、打ち上げまで最高を叩き出してしまった。レイとようやく飲めたのが嬉しくて俺はすぐ酔っ払った。俺以外にも、普段べろべろにならん人が多数キマっており最高の空気。もりりんと風呂談義をするとは思ってもいなかった。CRYAMYは掘り下げれば掘り下げるほど全員ヤバイ。全員やばすぎてカワノが人として一番マシなんじゃないか...?と考えていた矢先、わけわからんことを言いながら龍と肩を組みトイレに向かっていったのでカワノもしっかりヤバイわ。安心した。最後の方、俺とレイはビールと水と焼酎とレモンが混ざった謎の液体を飲み続けていた。最後の方感満載の味がしたよ。あんなに一瞬の出来事となった打ち上げはかつてなかったな~。思い出したくないことはきっと起きてないはず。4時前に解散っていうのもいい。俺ともりかずとレイはみずやんちで寝た。

 

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24

9時前に起床。テーブルの上に鎮座する、一口しか飲んでないであろう缶ビールとご対面する朝。久々のこの感じ。幸いにも二日酔いはない。レイも起きる。「なんで俺はまだ寺田町におるんや〜。」と何度も嘆いていたよ。まだ昨夜の延長線上にいたので心の整理とか余韻に浸る気分にはなれない。なんとか身体を起こしてみずやん宅を出た。外の気温はもう秋。レイは電車に乗ってteamCRYAMYと合流しに。俺らは昼からのライブのために車に乗り込み京阪道で京都へ。身体の痛み、喉の気持ち悪さ、不思議とスッキリしている頭の感じが完全にツアーのソレだった。

1時間ほどでnanoに到着。いつものthe seadaysや湧ちゃんに会うとホッとしたな。俺らの出番はすぐにやってきて、信じたくなかった。本当に色々ズタズタだったけどいざライブが始まればいつも通り身体は動いてくれる。何故か昨日より汗をかいたし右手の指先を沢山切った。馬鹿みたいに血が出て笑うしかなったな。己を追い込み最後に昇天系のライブを駆け抜けて一瞬で搬出。搬出に一番体力を使い、俺らの次のthe seadaysを見れなかったのが悔しい。

限界を迎えた皆は帰るなり飲みに散るなり。俺は車のドアを開けてひたすらに放心。風が気持ちよかった。その後はSIRMO STADだけ見て、りょうくんとカレーを食べ、出口くんとファミマ横の喫煙所で互いの近況を話したりしてナノボロフェスタを過ごした。出口くんは酒を飲んでいても顔色一つ変えずにいつも通り落ち着いていて居心地がとてもいい。イベントが終わってからは打ち上げる気力なんてもちろんなく、車で少し休憩してから帰った。家に着いたのは2時前だった気がする。

 

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25

好きなだけ寝てやると意気込んで布団に入ったものの朝9時には目が覚めてしまう。仕切り直して寝て起きたら16時だった。